日誌

10月6日 アスパラの刈り取りと栽培方法の問題点

2024年10月6日 くもり時々雨
最高気温 26℃
最低気温 20℃
作業時間 11:00~11:30

今日は久しぶりに二人で畑に行ってきました。

アスパラが枯れてきたということで、刈り取りに行ったのですが、いくつかの問題が見つかりました。

今日の作業前の様子

今日の作業前の畑がこちら。

アスパラが枯れていますね。

アルパカ
アルパカ

なんかかわいい電車が走ってる

何かのイベント電車かな?

横道にそれてしまいましたが、アスパラの話に戻りましょう。


アスパラの刈り取り

右側が完全に枯れているので、刈り取りました。


初収穫

先ほどの写真を見て分かるとおり、緑の新芽も少し混ざっています。
細くて柔らかいのが1つあったので、持って帰りました。

アルパカ
アルパカ

どうやって食べる?

マリネにしましょう

こぶた
こぶた


アスパラ栽培の問題点

実は、刈り取った後にいくつか問題が見つかりました。

  • 茎が腐っていた
  • 茎枯病の可能性がある
  • 栄養不足で茎が細い

茎が腐っていた

刈り取った茎を引っ張ってみると、抵抗なく簡単に抜けてしまいました。

泥よけに藁を敷いていましたが、厚く敷きすぎて水はけが悪くなっていたようです。
藁をめくってみると、水分を含んでカタツムリとか虫がいっぱいになっていました。


茎枯病の可能性がある

アスパラの育て方は次のように考えていました。

  • 夏の間、茎を大きく成長させる
  • 完全に枯れたら刈り取る

でも、「完全に枯れたら」というのが間違いだったようです。
正確には、「黄化したら」です。

完全に枯れるところまで行くということは、茎枯病の可能性があります。

下の写真のように、右半分は完全に枯れていて、左側はまだ緑です。

同じ時期に育った株でここまで差が出るのは、

 寒くなって枯れてきた。ではなく

 茎枯病によって枯れた。

と考えています。

藁の湿気が原因でしょうか。
次に畑に行ったら、撤去した方が良さそうです。

栄養不足で茎が細い

アスパラの状態を見たウシさんが

ウシさん
ウシさん

茎が細いね。これは栄養不足だ。
牛ふんか鶏ふんをまくといいよ。

と教えてくれました。

確かに、最近出てきた芽は細いです。

追肥の頻度が少なかったようです。


アスパラの正しい栽培方法

今回の問題を受けて、改めてアスパラの栽培方法を調べてみました。

株を育てる期間

1~2年目や、春の収穫後は株を育てるために枝を大きくして光合成をさせます。
このときの方法は下記のとおりです。

  • 割る前の割りばしくらいの太さの枝を5~10本残す
  • それ以外は根本から切る
  • 太すぎる枝を残すのは良くない
  • 細すぎる枝も切る
  • 泥はねによる病気予防のため、藁を薄く敷く

あまりにも太い枝を残して育てると、横に大きく垂れ下がるため、割れやすくなります。
この割れ目は、竹を割ったときのように長く入り、根まで到達するため、病気が入る原因に。

収穫前の追肥

  • 3月頃追肥する
  • 発酵鶏ふんと燻炭を畝全体にまく
  • 畝の周りから土をかぶせる

鶏ふんは化成肥料より遅く効くため、収穫期の1か月前にまいて、なじませておく必要があります。

肥料と土をかぶせて、根の上に土を盛ると下記の効果があります。

  • 畝の両サイドを掘り下げることで、水はけが良くなる
  • 根から上に土がかぶっている方がアスパラの柔らかい部分が多くなる

参考にした動画


収穫後の追肥

  • 発酵鶏ふんと燻炭をまく
  • 畝の周りから土をかぶせる

芽が出るところにまくと、新芽が直接肥料に触れて病気になる可能性があります。
株元から少し離れた、芽が出る可能性がないところにまきます。

「追肥は畝の両肩に施す」と言われているのは、芽が肥料に触れないためということですね。

刈り取った後

寒くなって黄化したら刈り取ります。

  • 「枯れたら」ではなく「黄化したら」刈り取り
  • 根本から切る
  • 発酵鶏ふんと燻炭を株の周りにまく
  • 肥料がなじむように畝の周りから土をかぶせる
  • もみ殻をまく

燻炭をまくことで、病気の予防になります。
燻炭ともみ殻は切り株にかかってしまっても問題ないので、一握りをパラっとまく感じで。

参考にした動画


今日の作業後の様子

今日の作業後の様子がこちら。

帰ってきてから調べて、いろいろ分かったので、次回下記をやる予定です。

  • 全部刈り取り
  • 藁の撤去
  • 燻炭をまく
  • 発酵鶏ふんをまく

来年の収穫に向けてこれからできることをやっていきたいと思います。

    -日誌